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きこないまちづくり体験観光
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記録
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宮城県栗原市立金成中学校  上小阿仁小学校  


北秋田市立鷹巣西小学校 体験学習旅行の記録


木古内町では、平成20・21年度の二度にわたり、
北秋田市立鷹巣西小学校が体験学習旅行を行いました。
農漁業に従事する産業体験、歴史や文化に触れる地域体験など、
様々な未知なる体験を通して
自立心と協調心を育むことを目的として行われました。
 期  日  平成21年9月15日(火)〜17日(木)     2泊3日
 対    象  北秋田市立鷹巣西小学校6年生 17名(男子12名・女子5名)    教師 3名
 住所 〒018-3333 秋田県坊沢字善千鳥坂5  0186-62-1549
 受入組織   NPO法人 自然体験学校   http://www.shizentaiken.com
 木古内町体験型観光誘致推進委員会
(木古内町・木古内町まちづくり戦略会議・木古内商工会・木古内町観光協会)
日程・内容  9月15日(火) 11:19  JR木古内駅着
11:35  歓迎セレモニー(昼食)・・ホテル吉澤
13:10  漁業体験(ホタテ貝放流)・・泉沢漁港
15:20  地域体験(パークゴルフ)・・パークゴルフ場(りろない)
17:10  調理体験(ジンギスカン)・・夕食・最勝寺
21:30  宿泊・・最勝寺 
9月16日(水)  6:00  起床
 7:00  農業体験(乳牛の世話・搾乳)・・輪島ファーム
 8:10  朝食・就業体験(寺院体験)・・・最勝寺
 9:40  地域体験(ふるさとの森ウォーキング)・・薬師山・萩山
11:00  漁業体験(地引き網)・・札苅漁港
12:00  昼食・調理体験(刺身づくり他)・・札苅漁港
    漁業体験(貝の殻むき)・・札苅漁港
13:30  地域体験(海遊び)・・札苅漁港
15:30  農業体験(野菜収穫)・・秋山農園
16:40  調理体験(カレーライスづくり)・・最勝寺
19:00  夕食・入浴・レクレーション・・最勝寺
21:00  宿泊 
・・最勝寺
9月17日(木)  7:00  起床・朝食・・最勝寺
 8:00  就業体験(地域清掃)・・最勝寺
10:00  地域体験(新幹線トンネル見学)・・新幹線幸連トンネル
11:15  地域体験(咸臨丸の眠るサラキ岬)・・サラキ岬
11:30  木古内町を出発(函館へ) 
学校側の
児童に対する目的
1)木古内での体験活動や函館の見学に積極的に取り
    組み、産業、文化、歴史などについて見聞を広め
    る。(
挑戦する心)
2)挨拶や小さな親切にこころがけて、友達やいろい
    ろな人への思いやりを言葉や行動で表す。
    (
感謝の心)
3)友たちやいろいろな人とふれ合い、施設や乗り物

        の利用を通して、ルールとマナーお大切さについ
        て理解する。(正義の心) 


歓迎式 

北秋田市立鷹巣西小学校一行は、9月15日午前11時19分、定刻に木古内駅に到着。
現地のスタッフが歓迎横断幕をもって出迎えるが、
最後尾車両に乗車していたため効果なし、先ずは反省から始まる。
子供たちは初対面のためか少々緊張気味。
「やあ、またお世話になります」と、校長先生の元気な一声で、
子供たちにも安堵の笑顔が生まれる。
ホテル吉澤で、昼食を兼ねて歓迎会、互いに挨拶や自己紹介を行なう。
二年目となるスタッフも慣れているためか、
各テーブルでは会話もはずみ、次第に和やかな雰囲気となる。
今年の子供たちはどんな思いでやって来たのか。
どんな個性をもった子がいるのか。
いよいよ体験学習旅行の始まり・・・楽しみである。


漁業体験(ホタテ貝放流)

宿泊場所となる最勝寺に荷物を置き、入寺式を行なったあと、
早速一番目の就業体験が始まる。
泉沢漁港に移動して、『ホタテ貝放流体験』である。
指導者の岩館さんからお話や注意を聞く。
まだ実感がわかないのか少しキョトンとしていたが、
漁船から大きなクレーンでホタテ貝の網が釣り上げられるのを目にして
子供たちの歓声があがる。
海苔や海草が付いて真っ黒になった網籠をみて驚いている。
きれいな網籠と比較して、長い間海の中に置いておくといろんな生物が付着することを知る。
先ず、ホタテ貝の成長仕組みを知る。
二・三センチほどの稚貝と大人の貝を実際に手に触れてみて、その違いに驚く。
いよいよ自分の名前を付けた網籠に5センチほどのホタテ貝を入れる。
この貝が一年後には大人の貝になって出荷されることを聞き、
貝に夢を託すように黙々と取り組んでいた。
子どもたちが放流したホタテ貝は、一年後に自分の手元に送られることになっている。
籠詰めが終わると、再び網籠を漁船に乗せて、沖合の放流場所へ向かう。
小雨の中で海を疾走するので、結構体にはこたえる。
漁船に乗るのは皆初めて・・・はしゃいではいるが、少々不安顔。
5分ほど走って、放流場所に到着。
オレンジ色の浮き玉が点々と波間に浮かび、太いロープで繋がれているという。
そのロープに網籠を引っかけて、一つひとつ丁寧に海中へ放流していく。
「元気に、大きくなってね」と、子どもたちの思いが聞こえてくるようだ。


地域体験(パークゴルフ)

木古内町には道南有数のパークゴルフ場があります。
山間に囲まれた自然豊かな27コースを楽しむことができます。
雨が降ったり止んだりの生憎の天候でしたが、
先生やスタッフとの混合6チームで
子どもたちもパークゴルフにチャレンジ。
遊び感覚でしたが、次第に表情も変わり真剣そのもの。
何度も空振り、勢い余って他のコースまで飛んでは
あちこちで歓声とため息しきり。
球ならぬ本人が笑い転がっている。
楽しみながら大切なことを学んでいました。


調理体験(ジンギスカン)

一日目の夕食は、野外で北海道ならではのジンギスカン。
漁業体験でいただいたホタテ貝も食します。
食事も、食材の調達から、準備、調理、片づけまでが全て自分たちの仕事です。
野外のテーブルや椅子を設置、次はドラムコンロを運んで炭の火起こしです。
簡単そうでこれがなかなか大変、どうしたら上手にできるか四苦八苦。
「うちわで力いっぱい煽ってもダメだよ」と指導をうけながら、ようやく準備完了です。
ジンギスカンを鍋に置くと、ジューと音がしてたちまち美味しそうな香り。
「ホタテ貝はどうして焼くの」と子どもたちの声。
「白い方を上にして、口が開いたらひっくり返すんだよ」
実際にやってみて、みなみな関心するばかり。
「いただきます」と手を合わせて、夕食が始まります。
どのテーブルも、子どもたちの笑顔とお喋りでいっはいです。
自分たちで頑張ったからこそ、それだけ美味しいことを知りました。
一日目の夜は宿題を済ませて、ぐっすり「おやすみなさ〜い」


農業体験(乳牛の搾乳体験)

二日目は、眠い目を擦りながら6時に起床。
とっても良い天気で一安心。
早速、輪島ファームに着いて、乳牛の搾乳体験です。
牛は見たことあるけど、乳を搾るなんて誰もが初めて。
「牛はとても優しい生き物だから、みんなも優しくしてね」と指導者の言葉に頷き、
恐る恐る手をさしのべるものの、なかなか上手くいかない。
しばらくして「あっ、出たぞ」と歓声があがる。
時より牛がモーと鳴くことに驚きながらも、
次第に子どもたちに笑顔が生まれる。




朝食・寺院体験

お寺に戻って、朝のお参り。足がしびれてみんなモゾモゾ。
お寺の梵鐘もつきました。
ゴ〜ンとお腹に響くような音にみんなびっくりでした。
みんなで手を合わせて「いただきます」して朝食です。


自然体験(ふるさとの森)

お腹がいっぱいになったところで、『ふるさとの森』の探検です。
薬師山と萩山の山中をハイキング。
今日も校長先生が一番元気でした。
山中には、いろいろなお地蔵さんがあって歴史の勉強もしました。
頂上の展望台からは、木古内の町や津軽海峡、青森まで見えて、
とっても素晴らしい景色に感動!



漁業体験(地引き網漁体験・ホタテ貝殻むき体験)

少し雲行きが怪しくなって天気が心配。
いよいよ楽しみにしていた地引き網漁の体験です。
何十メートルもある大きな網がかけられ、網引きが始まります。
「静かにゆっくりと引くんだよ」と指導員の声。
子どもたちの「大漁!大漁!」の掛け声で、網が少しずつ引かれていきます。
近づくにつれ、子どもたちの声も大きくなり、興味津々の表情です。
引き上げ終わると、たなごを中心に小魚がいっぱい。
それを見て、子どもたちは「うわっー」と歓声を上げる。
昨年のように大物はなかったけど、子どもたちは大満足でした。
ホタテ貝やホッキ貝の殻むきにもチャレンジ。
「貝が可哀相」と言いながらも、一心に取り組んでいました。
包丁の使い方を学んで、獲った魚をさばくことにも挑戦。
三枚おろし、刺身も上手に?できました。
殻むきした貝や獲りたての魚を焼いて昼食です。
木古内名産の『ホタテ飯』も美味しく食べて、みんな大満足です。



自然体験(決死のダイビング・海遊び)

校長先生によるサプライズ、海遊びです。
9月の海だというのに、「さあ、飛び込むぞ!」の掛け声で、子どもたちは海へ一目散。
3メートル以上もある堤防からのダイビング。
校長先生が見本を示すと、男の子は戸惑いながらも次々と飛び込む。
女の子は足がすくんで立ち止まっている。
先生や男の子が「頑張れ!」と声をかけるが、一歩前進しては後ずさりする。
誰もが励ましながら、静かに温かく見守っている。
今こそと思って一歩踏み出すが、また躊躇する。その繰り返し。
一瞬海面に波しぶきが立つ。
誰となく「やった!」と感嘆の声とともに、拍手が沸き起こる。
波間から、飛び込んだ子の驚きと喜びの顔が見えた。
彼女の心には「やればできる」という思いが生まれたにちがいない。


農業体験(農産物収穫体験)

美味しいソフトクリームを食べた後、
秋山農園での農産物収穫体験が始まる。
、最初に、ジャガイモ、にんじん、そして玉ねぎを収穫する。
全てが夕食のカレーライスの材料だ。
「これから収穫チャンピオンを決めます」とのスタッフの声。
誰が一番大きなジャガイモやにんじんを掘り起こすか、子どもたちの顔は真剣そのもの。
「これはでかいぞ」と次々に自慢げに持ってくるが残念。
手に余るほどの収穫を終えて、お寺に帰る。


調理体験(カレーライスづくり)

さあ、みんなで夕食のカレーライスづくりが始まる。
収穫したジャガイモやにんじんをきれいに洗って皮むき。
お寺の調理場はみんなの熱気でテンヤワンヤ
「美味しくできるかな」「僕が獲ったんだから大丈夫」と、次第にカレーの香りが立ち込める。
いよいよカレーライスが完成。
「自分で作ったカレーライスは美味しいな」と言ってるかのように
子どもたちは大満足して、お腹いっぱい食べました。
そうそう、収穫チャンピオンの表彰式もありました。
食事の後は、待ちに待ったきもだめし大会。
一喜一憂しながら楽しみ、その夜はバタンキューでお休みなさい。


地域体験(寺院体験・清掃)

三日目の朝は7時に起床。今日も天気がいいな〜。
朝食の後は,宿泊所となった最勝寺でのお寺体験。
住職さんから教えてもらって一緒にお経もあげました。
住職さんのお話は『いのち』についてでした。
「みんなの命は自分のものではなく、多くの人に願われてあるんだよ」
少し難しかったけど、命を大切にしなければならないことを知りました。
でも、座るのは足がしびれて嫌だな〜。
最後はお世話になったお寺のお掃除。


地域体験(北海道新幹線トンネル工事見学)

北海道新幹線は平成27年に開業します。
木古内町は北海道最初の駅となり、いろいろな工事が行なわれています。
新幹線の幸連トンネルの工事を見学。
工事の人からお話を聞いたり、いろいろな機械や車両を見て、
子どもたちも日本の工業技術は高さに感激。
「早く新幹線に乗ってみたいな」とみんな夢を語り合っていました。



地域体験(咸臨丸の眠るサラキ岬)

体験学習の最後は、咸臨丸が眠るサラキ岬。
サラキ岬でまちづくりをしている人から、咸臨丸の歴史についてお話を聞きました。
サラキ岬は自然も豊かでとっても素晴らしい場所。
最後はお別れのご挨拶。
三日間は全て初めての体験ばかりで、驚きと感激の連続。
でも、楽しかった。たくさん思い出ができました。
大きくなったらまた来てみたいな・・・と思いました。
スタッフの皆さんと握手して、函館へ。
The End




2009.9.26(北海道新聞)


マスコミ報道紹介





2009.22(函館新聞)

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